あらい胃腸科皮フ科クリニック


 消化器内科(胃腸科)

消化器内科とは、主に胃腸や肝臓、胆嚢や膵臓の病気を扱う科です。 当院は、日本消化器病学会が認定する専門医による消化器内科専門外来を設けております。

・お腹が痛い
・むかつきがある
・胸やけがする
・食べ物がつかえる
・食欲がない
・胃がもたれる
・便に血が混じる
・便が黒い
・便秘である
・下痢が続く
・急に体重が減った
・お腹が張る

などのお腹の症状でお困りの方は是非ご相談ください。

当院の内視鏡検査の特徴

当院は、日本消化器内視鏡学会が認定する内視鏡専門医による内視鏡検査をおこなっております。 大学病院、関連病院でこれまで胃カメラ5000例、大腸カメラ2000例以上の経験があり、迅速、丁寧な負担の少ない検査を心がけています。 鼻からの楽な胃カメラ、必要に応じて鎮静剤を使用した大腸カメラにも対応しております。カメラに抵抗感がある方、以前つらかった方も安心してご相談ください。

1 経鼻、経口いずれの胃内視鏡検査(胃カメラ)にも対応しています。

当院は、細径の鼻からの内視鏡を使用しており、従来の口からの内視鏡に比べ、嘔吐反射が少なく、楽に検査が可能です。また、従来の口からの内視鏡検査も可能です。

2 痛みの少ない、つらくない大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を心がけています。

当院では、少量の空気を入れ、ほぼ直線的に大腸の奥まで内視鏡を挿入し、観察時には、炭酸ガスを用いることにより、検査時の痛みや検査後の腹部のはりを軽減するよう心がけています。 また、以前つらかった方や希望する方には、必要に応じて、鎮静剤を使用した検査にも対応しています。

3 検査日時の迅速な対応が可能です。

胃カメラは、朝食ぬき(食後8時間以上)で来院して頂ければ、当日の検査にも対応しています。 大腸カメラは予約制ですが、最短で翌日には検査が可能です。

4 丁寧な説明を心がけ、適切な治療を提案しています。

検査終了後には、画像をみせながら、結果を十分説明し、内視鏡による治療や手術の必要がある場合は、適切な医療機関へ紹介します。

経口胃内視鏡(胃カメラ)

経鼻、経口いずれの胃カメラ(胃内視鏡検査)にも対応しています。

当院の胃カメラは、細径の鼻からの内視鏡を使用しており、従来の口からの内視鏡に比べ、嘔吐反射が少なく、楽に検査が可能です。 また、従来の口からの内視鏡検査も可能です。 胃カメラとは、内視鏡を鼻や口から入れて、食道、胃、十二指腸の病気(炎症、潰瘍、ポリープ、がんなど)の有無を調べる検査です。
胃の痛みや不快感、胸やけを自覚している方、集団胃がん検診(胃バリウム検査)で異常を指摘された方は、必ず胃カメラを受けることをおすすめします。

院の胃カメラの手順

1 まず、検査の前に問診、診察をします。

症状や以前の検査の結果、アレルギーの有無、服用中のお薬などについて詳しく問診をし、診察します。なにか気になることや心配な点があれば、遠慮せずお伝えください。

2 検査室で鼻やのどに麻酔をします。

検査時ののどの違和感や嘔吐反射を抑えるためにスプレーやゼリー状の麻酔薬で鼻やのどに麻酔をします。

3 検査を行います。

直前に鎮痙剤(胃の動きを抑える薬)を注射し、検査を開始します。進み具合を説明しながら検査をしていきます。 検査時間は約10分程度で、鼻からの場合はお話しすることも可能です。

4 検査結果をお伝えします。

診察室で画像をみせながら、検査結果を説明します。結果により今後の治療方針を提案します。

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

痛みの少ない、つらくない大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を心がけています。

当院では、少量の空気を入れ、ほぼ直線的に大腸の奥まで内視鏡を挿入し、観察時には、炭酸ガスを用いることにより、検査時の痛みや検査後の腹部のはりを軽減するよう心がけています。
また、以前つらかった方や希望する方には、必要に応じて、鎮静剤を使用した検査にも対応しています。
(鎮静剤使用を希望される方は、当日の車、自転車、バイクの運転はできません。また、検査後しばらく院内でお休み頂きます。ご了承ください。)
大腸カメラとは、内視鏡を肛門から入れて、大腸の病気(炎症、潰瘍、ポリープ、がんなど)の有無を調べる検査です。お腹の痛み、慢性的な便秘や下痢、血便を自覚している方、大腸がん検診(便潜血検査)で異常を指摘された方は、必ず大腸カメラを受けることをおすすめします。

当院の大腸カメラの手順

1 まず、前もって問診、診察をします。(原則として検査日以前に行います)

症状や以前の検査の結果、アレルギーの有無、服用中のお薬などについて詳しく問診をし、診察します。なにか気になることや心配な点があれば、遠慮せずお伝えください。

2 検査の前日の夜および当日午前に下剤を服用します。

大腸をきれいにするために前日は錠剤、当日は液体の下剤を服用します。当日の下剤は、ご自宅でもしくは早めに来院して頂き院内で服用して頂きます。

3 便の性状を確認後、検査着に着替えます。

来院後、便がきれいになったところで、検査着に着替えて頂きます。(鎮静剤を希望される方は、その後、点滴でお薬を投与します。)

4 検査室で検査を行います。

直前に鎮痙剤(腸の動きを抑える薬)を注射し、肛門にゼリー状の麻酔薬で麻酔をした後、検査を開始します。 検査時間は約20分程度で、一緒に画面をみながら説明を聞いたり、お話しすることも可能です。

5 検査結果をお伝えします。

診察室で画像をみせながら、検査結果を説明します。結果により今後の治療方針を提案します。(鎮静剤を使用した方は、検査後、点滴室でしばらくお休み頂きます。)

胃がん

胃がんは、集団検診による早期発見の向上、治療法の進歩、食生活の変化などによって、徐々に減ってはいますが、いまだ日本人に多いがんのひとつです。
近年、診断、治療法の進歩によりごく早期の段階であれば、(開腹手術ではなく)内視鏡を用いて治療することも可能になってきています。 しかし、胃がんは早期にはほとんど症状がなく、病気に気づくきっかけになりません。 よって早期発見には定期的に検査をすることが最も重要となります。 集団胃がん検診(胃バリウム検査)で異常を指摘された方は、必ず胃カメラを受けることをおすすめします。

胃がんの症状

胃がんは早期の段階ではほとんど症状がありませんが、進行に伴い、以下のような症状が出てくることがあります。
・胃が痛い
・胸やけがする
・食欲がない
・急にやせてきた
・吐き気、むかつきがある
・便が黒い
・動悸や息切れがする
しかし、胃潰瘍や逆流性食道炎などでも同じような症状がみられることがあり、症状だけでは区別ができません。上記のような症状がある方は必ず胃カメラを受けることをおすすめします。

胃がんの原因

胃がんの発生する原因はいまだはっきりとはわかっていませんが、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染や塩分の多い食事、遺伝的な要因(遺伝子の異常) などが関わっているといわれています。 検診でピロリ菌陽性といわれた方、普段から塩分の多い食事を好まれる方、ご家族(血縁者)が胃がんと診断されている方は、一度胃カメラを受けることをおすすめします。

ヘリコバクターピロリ菌

近年、慢性胃炎を引き起こすヘリコバクター・ピロリ菌の感染が胃がんや胃潰瘍、十二指腸潰瘍の原因となっていることが判明し、ピロリ菌を除菌することにより、 胃がんの発生や胃潰瘍、十二指腸潰瘍の再発を予防できるといわれています。
よって胃炎の程度やピロリ菌感染の有無を調べることで、将来胃がんになるリスクをある程度予想することができます。 この点からも、胃カメラは重要な検査といえます。 以前は胃潰瘍などの病気がなければ、保険診療でのピロリ菌除菌はできませんでしたが、平成25年2月からピロリ菌の除菌が慢性胃炎でも保険診療で行えるようになり、 ピロリ菌除菌で胃がんを予防していく時代になりました。 胃の痛みや不快感を自覚している方、胃バリウム検査で慢性胃炎を指摘された方、検診でピロリ菌陽性といわれた方は、必ず胃カメラを受けることをおすすめします。

ヘリコバクター・ピロリ菌とは

ヘリコバクター・ピロリ菌とは、胃に生息するらせん形の菌で1983年に発見されました。 この菌をもっていると、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を引き起こしたり、慢性胃炎から胃がんの発生の原因になることがわかっています。 どのように感染するのかははっきりとはわかっていませんが、口から感染するのが大部分で、衛生環境と関連しているといわれています。 衛生環境の整った日本では、若い世代の感染している割合は徐々に減少してきています。 この菌をもっている方がみなさん胃潰瘍や胃がんになるわけではありませんが、ピロリ菌を除菌する(薬を飲んで退治する)ことにより、 胃がんの発生や胃潰瘍の再発を予防できるといわれています。
特に50歳以上の方は、一度胃カメラを受け、ピロリ菌感染の有無を調べることをおすすめします。

逆流性食道炎

逆流性食道炎とは

胃酸が食道に逆流することにより、食道が炎症を起こし、胸やけや胸の痛みなどのさまざまな症状を生じる病気です。
もともと日本人には少ないとされていましたが、近年の食生活の変化などによって、増加しているといわれています。 診断や食道炎の程度を評価するのに、胃カメラは必要な検査です。 胸やけやげっぷ、呑酸(どんさん)(酸っぱいものが上がってくる感じ)を自覚している方は、一度胃カメラを受けることをおすすめします。

逆流性食道炎の症状

逆流性食道炎では以下のような症状がみられます。
・胸やけ(みぞおちから胸にかけてあがってくるような熱い感じを伴う不快感)
・呑酸(どんさん)(口の中に酸っぱいものがこみ上げてくる感じ)
このような症状が、食後、とくに脂っこいものを食べた後、食べ過ぎたときに起こり、横になったり、前かがみになると悪くなるというのが特徴です。 また、時にのどの違和感や胸の痛みや胸がつかえる、咳が続くというような症状を起こすこともあります。

逆流性食道炎の原因

食道から胃につながる部分にある食道への逆流を防ぐ「弁」の働きが悪くなると、胃液が食道に逆流して症状を起こすといわれています。
・早食いや食べ過ぎ
・脂っこいものやすごく甘いもの、酸っぱいものをよく食べる
・食べた後にすぐ横になる、前かがみの姿勢が多い
などの生活習慣の乱れが、その原因になります。また、最近は肥満とくにメタボリックシンドロームとの関わりが注目されています。

大腸がん

大腸がんとは

大腸がんは、食生活の変化(欧米化)に伴い、日本に多くなってきているがんのひとつです。 大腸がんの多くは、小さなポリープが徐々に大きくなりがんになるといわれています。
進行がんになると、お腹の痛み、慢性的な便秘や下痢、血便がみられることもありますが、小さなポリープの段階ではほとんど症状はなく、気が付かないうちに進行してしまうことがあります。 よって、大腸がんを予防するには、小さなポリープの段階で早期に発見し、内視鏡(大腸カメラ)を用いて治療(切除)することが最も重要とされています。
お腹の痛み、慢性的な便秘や下痢、血便を自覚している方、大腸がん検診(便潜血検査)で異常を指摘された方は、必ず大腸カメラを受けることをおすすめします。

大腸がんの症状

大腸がんは早期の段階ではほとんど症状がありませんが、進行に伴い、以下のような症状が出てくることがあります。
・便秘が続き、便が細くなる
・いつも便が残っている感じがする
・血便がでる
・下痢と便秘を繰り返す
・お腹がはる
・お腹が痛い
しかし、普段から便秘ぎみの方や痔をお持ちの方でも同じような症状がみられることがあり、症状だけでは区別ができません。 上記のような症状がある方は一度大腸カメラを受けることをおすすめします。

大腸がんの原因

大腸がんの発生する原因はいまだはっきりとはわかっていませんが、遺伝的な要因(遺伝子の異常)、肥満や体重が多い、飲酒の習慣などが関わっているといわれています。 特に、ご家族(血縁者)が大腸がんと診断されている方は、一度大腸カメラを受けることをおすすめします。

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群とは、下痢もしくは便秘と、便をすると一時的によくなるお腹の痛みやはり、不快感が慢性的に繰り返し、 大腸カメラ血液検査で特に異常がみられない状態のことをいいます。
よく、「子供の頃から腸が弱い」という人が多くいますが、そういった方のなかにもこの病気が隠れていることがあり、日本人の10~15%ともいわれるほど、頻度の高い病気です。 原因としては、胃腸の運動の異常、胃腸の知覚(痛みやはりを感じる)の過敏、ストレスなどの心理的な要因などがあります。
決して命にかかわる病気ではありませんので、日常生活に支障がなければ治療の必要はありませんが、症状により通勤や通学、外出などに影響が出ている場合には、治療が必要になります。 他の病気が隠れていないことを確認するために、大腸カメラは重要な検査となります。 慢性的な下痢や便秘、お腹の痛みやはり、不快感を自覚されている方は、一度受診することをおすすめします。

過敏性腸症候群の症状

過敏性腸症候群の症状では以下のような症状がみられます。
・日頃から下痢ぎみである
・便秘と下痢を繰り返す
・便をしてもできった感じがなく、残った感じがする
・お腹の痛みやはり、不快感があるが、便をするとよくなる
・ストレスや緊張でお腹が痛くなったり、トイレに行きたくなる
このような症状を3ヶ月以上、月に3日以上にわたって繰り返すのが特徴です。

過敏性腸症候群の原因

心理的なストレスや食物の摂取などの刺激をきっかけとして、胃腸の動きのコントロールがうまくいかなくなったり、胃腸が痛みに過敏になったりするのが症状の原因となります。 「脳腸相関」といって、腸は脳の影響を受けやすいとされており、心理的なストレスや緊張、不安感がお腹の症状と深く関わっているといわれています。

炎症性腸疾患

炎症性腸疾患とは

炎症性腸疾患とは、腸に炎症が起こり、下痢や血便、お腹の痛みを繰り返す原因不明の腸の病気です。 潰瘍性大腸炎とクローン病のふたつの病気があり、いずれも厚生労働省の特定疾患(いわゆる難病)に指定されています。 おもに若い方(10~20歳代)に起こることが多く、病気はよくなったり(寛解)、悪くなったり(再燃)を繰り返し、長い期間にわたって慢性の経過をたどります。
以前は日本人に少ない病気とされていましたが、近年、どちらの病気ともに急増し、今では昔ほどめずらしい病気ではなくなりました。 主に若い方に起こるので、勉学やお仕事などの日常生活に影響が出てしまうのが最大の問題です。
病気の原因はわかっていませんので、現時点では残念ながら病気を完治させる治療はありませんが、近年、診断や治療法は進歩しており、 病気の勢いを落ち着かせて「病気とうまく付き合いながら」通常の生活を送ることが可能になってきています。 慢性的な下痢やお腹の痛み、とくに血便を自覚されている方は、若い方でも一度受診することをおすすめします。 当院医師は炎症性腸疾患の診断、治療の専門家です。安心してご相談ください。

炎症性腸疾患の症状

炎症性腸疾患では以下のような症状がみられます。
・日頃から下痢を繰り返す
・便に粘り気のある血が混じる
・お腹の痛みが繰り返しある
・下痢や腹痛に合わせて熱がでる
・体重が減ってきた
このような症状が数ヶ月にわたり、よくなったり、悪くなったり、繰り返し起こるのが特徴です。特に、若い方でこのような症状を自覚している場合は、一度受診することをおすすめします。


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